気になる外国為替(FX)相場

NZドルは2番底?

過去1ヶ月の下落率が一番大きかったNZドル円だが、ユーロ円や豪ドル円が底堅い動きを見せ、下値を切り上げている中でNZドルはニュージーランド政府からのNZドル高懸念、また流動性が低い通貨と言うこともあり下落局面で売り切れなかった向きの戻り売りオーダーに頭を抑えられ他の通貨と比べて戻りが鈍い状態が続いていた。

 

ユーロ円は160円近辺を抵抗線にして下値が切りあがる三角持合、豪ドル円も97円近辺を抵抗線にして同じような形を見せる中、NZドルは2番底をつけて回復を見せようとしている。

 

上記のように市場がドル円の金利差縮小期待を過剰に持ちすぎている可能性が高まっている中、ドル円の上げが円クロス全体を押し上げ、その後、欧州通貨やオセアニア通貨の対ドル相場が円クロスを更に押し上げるような2段ロケットの可能性も出てきている。基本的にドル円のトレンドは中長期的に下降方向であることに変化はないが、今一度円クロスのショートを踏み上げる動きを見るのかもしれない。

 

今後の動きをテクニカルに思い込み的に見るとNZドル円はダブルボトムを84.80近辺で上値ブレークとするとターゲットは93円近辺、豪ドル円は三角持合を96.40近辺で上抜けたとすると104円台と下落率が高かった分だけ戻りの値幅も大きくなっている。

 

さすがにここまでの上げは一気に期待できないものの、日足の雲が急激に下がり始めていることから来週は豪ドル、NZドルの対円相場が上値トライする可能性が高まりつつあるのかもしれない。来週は安易なレベル感での円クロスショートは慎むべきかもしれない。